【要約】「良い戦略、悪い戦略」から学ぶ、望み通りの人生を生きる方法【リチャード・P・ルメルト】
今回は、戦略論や経営理論の世界的権威として知られている
リチャードピルメルトさんの書かれたベストセラー
「良い戦略、悪い戦略」
を解説していきます
この本は、一言で言うと
目標を叶えて望み通りの人生を生きる方法を
教えてくれる本です。
あなたは、年末年始などに目標を立てたりしましたか?
ですが、簡単に目標達成などは、出来ませんよね。
それは、
戦略を立てていなかったから
です。
目標を達成したければ、たくさんある戦略の中から
最も良い戦略を選ばなければなりません。
今回の記事を読めば、
良い戦略を立てて望み通りの人生を生きる方法を
知ることができるようになるなるでしょう。
- 戦略を作ることができた人だけが目標を叶えられる
- 近い目標を立てる
- 徹底的に情報収集をする
- 良い戦略とは自分の力を一点集中させること
- 相手の弱点に、こちらの強みを全力でぶつける
- 悪い戦略はかっこいいだけで内容がない
- 悪い戦略は重大な問題に取り組まないこと
- 悪い戦略の特徴は直感で決めてしまうこと
- たった1つの良い戦略だけを繰り返す
- まとめ
戦略を作ることができた人だけが目標を叶えられる
ほとんどの人が目標だけを立てて肝心の戦略を立ていません。
それは、戦略を立てるのは非常に頭を使う行為だからです。
「20%売上を増やしたい」
「月収100万円になりたい」「10キロ痩せたい」
という願望丸出しの目標と違って
戦略は綿密な計算と分析が必要になります。
例えば、「今年は去年より20%高い売上を出す」
という目標を叶えるためには、
「人の数」「新商品の開発」「商品のブラッシュアップ」
「使えるお金」「ライバルの状況」など
いろんな要素を考慮した上で
一番良い戦略を導き出さなければなりません。
だから、ほとんどの人は
頭を使う戦略を考えるの放棄してしまいます。
ですが、頭を使って戦略を作れた人だけが
目標を叶えることができます。
近い目標を立てる
結論を言うと、「いい目標」とは、
「近い目標」
です。
つまり、手の届く距離にある
実現可能な目標を立てることです。
例えば、
「今年は20キロ痩せる」よりも、
「今年は5キロ痩せる」の方が近い目標と言えます。
逆に悪い目標とは、年末年始などに張り切って
「今年は40キロ痩せる」などという
実現不可能な目標を掲げることです。
目標が高すぎると、
絶対に手が届かないと思い、
ただその場で立ち尽くすだけになってしまいます。
しかも、非現実的な目標を立ててしまうと
目標が大きすぎて、戦略も出てこなくなります。
徹底的に情報収集をする
目標を立てたら、次は情報収集です。
正しい情報がなければ正しい戦略を立てられません。
ちなみに、有名な戦略書である孫氏の「兵法」には
「彼を知り己を知れば百戦して危うからず」
という言葉があります。
つまり相手を知り自分を知れば
負けることはないと言っているのです。
良い戦略とは自分の力を一点集中させること
結論を言うと、良い戦略とは、
「最も効果の上がりそうなところに
エネルギや時間を一点集中させること」
です。
つまり、最も効果のありそうな1つの戦略以外は全て捨てて
1つの戦略に一点集中させるのです。
例えば、
「10キロ痩せる」という目標があったら、
「痩せるのに最も大事なのは○○だ。」
と分析したのなら
他の事には目もくれず、
それだけを徹底するのです。
逆に、悪い戦略とは
あれもこれもと手を出してしまうことです。
スティーブ・ジョブズはこう言っています。
「何をしてきたかと同じぐらい
何をしてこなかったのかを誇りたい」
勝ちたければ、
大事なこと以外は全て負ける覚悟がいるのです。
相手の弱点に、こちらの強みを全力でぶつける
これから話す事は、競合相手がいる場合です。
ポケモンで例えると、
相手が火タイプだったら
水タイプのポケモンをぶつけたほうが有利ですし、
相手が草タイプなら
火タイプのポケモンをぶつけるイメージです。
競合相手がいる場合、
結局、最後まで生き残らなければ意味がありません。
だから相手の弱みに
こちらの強みを全力でぶつけるのです。
ですが、1つ問題があります。
それは、現実の世界ではポケモンのように
わかりやすく相手の弱点が見えないということです。
そのため、集中してライバルを分析して
弱点を見つけ出さなければなりません。
悪い戦略はかっこいいだけで内容がない
悪い戦力あこれは3つあります。
1つ目の悪い戦略は空疎であることです。
空疎とは、見せかけだけでしっかりした内容や
具体的に何をすればいいのかがないということです。
「顧客中心のサビスを提供する」
「人々を笑顔にする」
などと、全く具体性がないと
それは戦略とは言えません。
また、専門用語や難しいビジネス用語を使って
ハイレベルで頭がいいように見せかけているが、
内容や具体性がないことも多いです。
悪い戦略の特徴とは、
かっこいいだけで具体性がないのです。
悪い戦略は重大な問題に取り組まないこと
悪い戦略の2つ目の特徴は、
「重大な問題に取り組まないこと」
です。
問題が起こっていたとしても、
その問題を直視するのが怖くて見て見ぬふりをしたり、
一時的なものだろうと軽く見たり放置してしまうことです。
現場を変えたければ、
現実を直視することから逃げてはいけません。
戦略を考えるリーダーは、特にです。
悪い戦略の特徴は直感で決めてしまうこと
悪い戦略の3つ目の特徴は、
「直感で戦略を決めてしまうこと」
です。
本書では、
「直感は驚くほど正しい判断につながっていることが多い」
と書かれています。
ですが直感が常に正しいとは限らないのです。
実際に、
「いい人かも」と思って付き合ったらとんでもないやつだった。
「いいかも」と思った商品を買ってみたら最悪だった。
なんてことがあります。
だからこそ、重大な戦略であるほど
直感としっかりとした論理で決めるべきです。
なぜこの戦略を選んだのかを
誰かにスラスラと説明できるくらいがベストです。
たった1つの良い戦略だけを繰り返す
自分の目標を叶えるための
1つの良い戦略を導き出すことができたとします。
最後はその1つの戦略に従って行動するだけです。
本書では、
「一貫性のある一連の行動をすることが大事」
だと書かれています。
簡単に言うと、
「ぶれずに一つの良い戦略だけを愚直に繰り返しなさい」
ということです。
他の人から何と言われようと、
自分が導き出した1つの戦略に基づいて
毎日行動するのです。
まとめ
・目標を達成したければ戦略が必要
・戦略を作るのは頭を使うから面倒くさい
・頭を使って戦略を立てられた人だけが目標を叶えていく
・いい目標とはぎりぎり手が届きそうな目標を立てること
・目標が決まったら情報収集をする
・良い戦略は
最も効果の上がりそうなところに力を一点集中させること
・良い戦略とは相手の弱みにこちらの強みを全力でぶつけること
・悪い戦略はかっこいいだけで内容がないこと
・悪い戦略は恐怖で重大な問題に取り組まないこと
・悪い戦略は直感で決めてしまうこと
・良い戦略が決まったらぶれずにその行動を繰り返すこと
- 戦略を作ることができた人だけが目標を叶えられる
- 近い目標を立てる
- 徹底的に情報収集をする
- 良い戦略とは自分の力を一点集中させること
- 相手の弱点に、こちらの強みを全力でぶつける
- 悪い戦略はかっこいいだけで内容がない
- 悪い戦略は重大な問題に取り組まないこと
- 悪い戦略の特徴は直感で決めてしまうこと
- たった1つの良い戦略だけを繰り返す
- まとめ
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