【要約】「超ミニマル主義」から、学ぶ行動力を上げる方法

今回はレコード会社で
絢香やスーパーフライなどのプロデューサーを務めた後
ニュージーランドに移住した
執筆家の四角大輔さんの書かれた

「超ミニマル主義」

を解説していきます
この本は一言で言うと
身軽になって行動力を上げる方法を教えてくれる本です。

人生を変えたければ行動するしかないわけですが、
それが分かっていても
なかなか動けないという人は多いでしょう。

人生を諦めているわけじゃないけど、
行動する気力が湧いてこないんですよね。

それは余計なものや余計なことを
鞄や頭に詰め込みすぎているからかもしれません。

実際に著者は20代の頃
荷物のパンパンに詰まった重たいバッグを持って出社し
何をするのもおっくうで疲れやすく
さらにチック症や赤面症を患うため
ダメダメな営業マンだったそうです。

そんな地獄のような状態から脱出するために
著者はミニマリストになり
自分の人生から余計なもひとつずつ手放していきました。

その結果少しずつ行動力がついてきて
音楽プロデューサーとして高く評価され
今ではニュージーランドに移住し
家族と悠々自適に暮らしています。

これを読めば、


行動力を上げる具体的な方法を知ることができるでしょう。

 

 

 

持ち物が軽いだけで行動力が増す



著者はキャンプや登山が趣味で
必要なものを入れたリュックを持って
2週間かけて山を登り下りする過酷なレースをしていたそうです。

山ではとにかく最後まで足を動かして登りきる
このレースは、荷物や服装靴に至るまで
すべてを最小限にして身軽にしておくことが重要になるそうです。
1キロ違いが、負荷で足が重くなり
最後には登山をリタイヤすることになるのだとか...

今はわかりやすいように登山で説明しましたが
私達が暮らすこの日本の社会人生生活も登山みたいなものです
週に5日間、1日8時間以上は働くわけですから

おまけに副業や恋愛をしているのなら
さらに忙しいはずです。

そんな過酷なレースを乗り切るためには

余計なものやことを持たずに
身軽にしておくことが何よりも大切なのです

ここからは具体的にどうやって身軽になるのかについて
詳しく説明していこうと思います。

 

バックの中身を軽くする


さっきも言ったように軽さは行動力に直結しています。
だから身に付けるものを必要最低限にして
1グラムでも軽い持ち物にしていくことが大事です。

まずはバッグの中身から無駄なものを
一つ残らず排除してしまいましょう。

一度バッグの中の荷物を全て出して
たいして使っていない絆創膏や書類があるのなら
迷わず排除してしまいましょう。

ここで特に注目するべきなのはスマホ,財布,鍵の三つ

著者はiphone12miniを使っているし
いい加減に無駄なキーホルダーはつけていません。
パソコンも薄型を使っているます。

こういった小さな重さの積み重ねが負荷になるのです。


絶対にやっておきたいことは財布の中身を軽くすること!!

著者が財布に入れているのは
最小限の紙幣にクレジットカード
そして免許証と名刺のみ!
小銭は重いので持っていません。

ポイントカードやクーポンは
財布を厚く重くさせるし
お店の縛りを生んでしまうので持ちません

必要最低限のモノしか持たないことが大切です

クーポンも絶対に必要なものではないはず
絶対に必要なものしか持ってはいけないんです

些細なことですが、それでバッグが軽くなり
軽いというだけで気分も軽くなり自然と行動力が増すのです。
まずはいつも背負っているバックの中身を軽くしてみましょう。

 

服と靴を軽くする


次は身につけている服や靴も
できるだけ軽い素材のものにしていきましょう。

この本では素材別で見ると

「革→コットン→ウール→バンブ→
 リンネ→化学繊維→ダウン」

の順番で軽くなると書かれています。

簡単に言うと
仕事中はレザーやデニムなどの重い素材のものは
できるだけ避けた方が良い、ということです。

次は靴です。

一般のビジネスシューズは大体500グラム以上もありますが、
軽いスニーカーは200グラムほどです。

この本ではオールバーズのスニーカーをお勧めしているます。

 

 

バッグを軽くする


次はバックそのものの重さにもこだわりたいところです。

ここでは登山用のノースフェイスやアウトドアリサーチ
パークテリクスなどの軽いリュックや
メッセンジャーバッグサコッシュ
を使うのが良いと書かれています。

絶対に片手が塞がらない
アウトドア系の軽いバッグを使うことを強くお勧めします。

 

 

ディスク周りを軽くする


散らかった部屋にいると無駄にイライラしてしまいます。
目の見えるところにお菓子や漫画
スマホ、ポスターなどが散らかっていると
それに意識をそがされてなかなか仕事の効率が上が上がりません。

仕事である程度の結果が出したいのであれば
まずはきれいなディスクにするところから始めましょう。

やることはシンプル

ディスク周りのものをまずは全て並べて
仕事に絶対に必要なものしかデスクに置かない
ということです。

「使うかも」というレベルのものは
躊躇なく全てゴミ箱に入れてしまうか
見えないところにしまってしまいましょう。

 

部屋の中を軽くする


当たり前ですが床に脱ぎかけのTシャツや靴下が落ちていたり
漫画本やお菓子などの無駄なものが多い
部屋にいるとそれだけで無駄にイライラしてしまう一方
整理されて心地の良い空間は
精神の安定をもたらします。
綺麗なホテルに行くと気分がいいですもんね。

ここでやることは、

1年間使わなかったものは躊躇なく捨ててしまうこと

せっかくお金で買ったものを手放すのは
もったいないと感じるのは当然です。
ですが、リスクを取って先行投資をしないと
大きなリターンが得られないのと同じです。

損をするかもしれないけど
それでもリスクを取って物を捨てていくのです。

そうしないと新しいものが入ってきません

 

スマホ軽くする


スマホは便利ですが、一歩間違えれば
人生の大切な時間を吸い取ってしまう危険性のあるものです。

まず、1年間使っていない無駄なアプリを削除しましょう。
目に入るところに無駄なものがあると思考の邪魔になるです。
ついでに「いつか使うかも」という
二軍三軍のアプリは迷わず削除してしまいましょう。

また、この本では
すべてのアプリをカテゴリーごとに分けて
ホーム画面に収めることをお勧めしています。

2画面になってしまうとアプリの居場所を覚えにくく
横ストライプという手間が生じてしまうためです。
そういった手間さえも積もれば山となるのです。


アプリの通知をオフにするのも必須です!

twitterのリプ、いいね、LIEN
が来るたびにスマホがピロンピロンなっていたら
1日中ずっと集中を乱されまくることになります。

基本的に、一方的に情報を押し付けようとする通知は
オフでいいでしょう。

 

夜を軽くする


精神的な部分も軽くしていきましょう。

夜更かしをすると体が重くなったり
夜にバトルロワイヤルゲームをすると
寝つきが悪い気がしませんか?

だから、そういった
アクティブなことをして夜を重くするのではなく
十分にリラックスして
たっぷりの睡眠時間をとることが重要になるります。

もし他人よりもいい結果を出したいのであれば
睡眠を最優先にすることが大事でしょう。

ですが、ストレスがあるとなかなか眠れないですよね
そういう場合は寝る前の準備として
仕事を完全に忘れてリラックスできる時間を
必ず2~3時間確保しておくのがベスト!!
仕事という興奮状態からすぐに眠るのは難しいため
仕事と睡眠の間にリラックスタイムという緩衝材を
2~3時間挟みましょう。

 

朝に夢を追う


夜に早く寝てしまえば
自然と朝早く起きることができるでしょう。
ちなみに人間の集中力は朝が一番高く、
夜になるにつれてどんどん低下していきます。

早朝は邪魔なものがないし、頭も働いていて静かです。

そこで、
自分にとって一番重要な仕事を是非とも行って欲しい!

夢を追うのだ!!

小説家になることなのか
はたまた、ボカロPになることなのか
ともかく「しんどいい」「やらなきゃ面倒」
といったことではなく
やっていて「心地いい」「楽しい」ことをやるのです。

ちなみにこの本では

「仕事を愛せず、人生を愛せない」

という言葉が何度も出てきます。

人生を豊かにするためにも
夢を追う時間を朝に設けましょう。

ちなみに中国の思想家老師はこう言っています。

「生きることの達人は仕事と遊び、
  労働と余韻、教育と娯楽の区別をつけない」

つまり自分にとって勝手にやってしまう
休みの日もついついやってしまうこと、
学ぶのが苦じゃないことが
あなたが本来やるべき事なのかもしれないということです。

 

人は行動して初めて人生を変えることができる


これは、珍しいものではありません。
ホリエモンだって口酸っぱく行動が大切だと言っているし
今も行動が大切だという本が何冊も出版されています。
この本では

「行動するために軽くしよう」

ということを伝えたいのです。

家の中、そして頭の中に至るまで
極限まで無駄を削ぎ落として軽くしていけば
自ずと行動しやすくなります。

逆になかなか行動する気が起きないのは
服や靴、スマホ、ディスク、家の中
そして頭の中が余計なことでパンパンになっていているからです。

今回説明した内容を実践して
まずは物理的に軽くなってみてほしいです!
そうすれば無意識に行動したくなってきて
ちょっとしたことにも足を伸ばすことができるようになるでしょう。