【要約】「見るだけでお金が貯まる賢者のノート」から学ぶ、自然とお金が貯まるようになる方法【水上克朗】

今回は、ファイナンシャルプランナーである
水上克朗さんの書かれた

「見るだけでお金が貯まる賢者のノート」

を解説していきます。
この本は一言で言うと、
お金の増やし方を教えてくれる本です。
今回紹介するこの本には、
お金を増やす方法は「四つだけ」と書かれています。

「働くこと」「無駄を省く」「貯める」「運用する」

です。
この記事は、「無駄を省く」「貯める」「運用する」
の三つの方法を中心に解説していきます。

この記事を読めば、自然とお金が貯まるようになるでしょう。

 

 

収入と支出を把握する


最初にやるべきことは「家計の把握」です。

収入は、給料明細を毎月ちゃんと確認するところから始めましょう。

収入は、項目が多いため
ジャンル分けをしておくと把握しやすくなります。
例えば、
「生活費」「居住費」「保険費」「教育費」「その他」
みたいな感じです。

働いている人の単身世帯の平均支出額は、
月27万円ほどだそうです。
もちろん収入の額にもよりますが、
毎月の支出が月27万円を超えているようなら、
一度見直しをした方がいいでしょう。

 

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資産と負債を把握する


毎月の収入と支出を把握しただけでは、
自分の財産の全体像を把握したことにはなりません。
これに加えて資産と負債についても確認しておきましょう。

あなたは、どんな資産を持っていますか?
人によっては銀行預金だけではなく、
株式や不動産貴金属などを持っているかもしれません。

続いては、負債です。
奨学金、住宅や車のローンなどが、負債です。

資産と負債の金額を確認できたら、
今度は資産総額から負債の額を引いてみてましょう。

例えば、
奨学金の返済が200万円以上残っていて、
資産が100万円だった場合、200万円ー100万円で、
純資産は現時点で赤字だということです。

まずは純資産をプラスに転じさせるということを目指しましょう。

 

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固定費を見直す


節約をする前に知っておいてほしいのが
毎月の支出には2つの種類があるということです。

それは、

「毎月必ず支払うもの」と「そうでないもの」

です。
ここではそれぞれ固定し変動費と呼ぶことにします。

固定費は毎月必要な資質で
金額も月によって大きく変わることがありません。
具体的には家賃、水道代、光熱費、通信費などです。

変動費は、月によって支出額が変わるものを指します。
代表的なものは食費、交際費です。
何をしたかによって支出額は結構違ってきます。

ここでポイントになるのが、

「支出を減らしたかったら
 先に話した固定費の方を見直した方が効果的」

だということです。
固定費は、一度減らせばその効果はずっと継続していきます。
まずは、減らせる固定費がないかチェックしてみましょう。

収入に対する家賃の割合が大きすぎるなら
引越しを検討してみたり、
通信費は携帯を格安SIMに切り替えることで
額を大きく減らせます。

 

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生活費6ヶ月分を貯める


節約を、何の目標もなく続けるのは意外と大変なものです。
しかし、使うことを目的に貯金していたら
最終的にお金は手元に残りません。

そのため、生活費6ヶ月分の貯金をするのを
目標にすることをオススメします。

人生には急にお金が必要になるタイミングがいくつもあります。
病気や怪我をしたら治療費がかかり、
失業をしてしまったら生活費を確保しなければなりません。

そんな時、半年分の貯金があれば、
生活を立て直すことができます。

家計の金融行動に関する世論調査によると、
単身世帯の貯蓄割合の平均は13%だそうです。
今回は、平均よりちょっと上を目指して
収入の20%ぐらいを貯蓄に回すことを目指しましょう。

 

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生活費の口座を作る


「収入は増えているのに貯金が増えるペースは今まで通り」
そんなあなたは、「パーキンソンの法則」が働いてしまっています。

これはイギリスの政治学者が提唱したもので、

「収入額が増えるとそれに応じて支出額も増える」

という法則です。
貯金を増やすためには、
このパーキンソンの法則を逆手に取ると良いです。

具体的には、
収入が増えたぶんだけ支出も増加してしまうなら
手元に入ってくるお金を減らしてしまうのです。

まずは、銀行口座を
「給料受け取り用」「生活費用」で分けます。
そして毎月給料が入ったら
必要なぶんだけ生活費用に振り込まれるように設定します。

生活費用の口座は、
基本的に毎月使い切ってしまっていいので、
月末時点でお金が余っていたら
趣味のものや洋服などを買っても何ら問題はありません。

 

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お金の置き場を変える


ここでは株式に焦点を当てて話そうと思います。
ポイントになるのが

複利

です。
複利投資して発生した利息を元本に組み入れることで
雪だるま式に資産が増えていきます。
簡単に言うと、
「コツコツ続けると資産が膨れ上がる」
ということです。

 

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投資は余裕資金で行う


銀行に預けてても利息は0.001%などしかつきません。
それでも、預金が減るということはありません。
投資の場合はお金が減ってしまうことだってあります。

投資にはリスクがつきものです。
だから、基本的には当面使う予定のない
「余裕資金」でやることをおすすめします。

そこで、投資を始める前に
まずはさっき話した6ヶ月分の生活費を貯めてしまい、
これができてから、改めて自分の資産状況を確認して
使う予定のないお金があれば、
投資に回すようにするといいでしょう。

十分な貯金ができてから、
本格的に投資に力を入れるようにしましょう。

 

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投資信託の積立投資から始める


本書では、投資信託の積立投資が進められています。
証券会社や銀行が投資家からお金を集め
1つの大きな資金にまとめた上でプロに運用を任せる方法です。

初心者だと、どの企業の株を買えばいいかよく分からないため、
プロに任せられるのはありがたいですよね。

リスク分散ができるのも投資信託のメリットです。
投資信託では、
同時に多数の株式や債券に投資することが一般的です。
運用のプロは、
「株価が安定しているもの」や「変動が多めのもの」
などを上手に組み合わせてくれるため、
資産の全体的な価値が、
一気に下落する可能性を抑えられます。

さらに投資信託は少額で始められることもメリットです。
中には100円くらいから始められるものだってあります。

本書ではこの
投資信託」を「積立投資
でやることを進められています。

積立投資とは、
簡単に言うと、毎月同じ額を継続して投資することです。
毎回同じ額で投資していれば、
安い時にも高い時にも買うことになるため、
長期的な目線では金額がならされて
大きな損をしなくなるんだなるのです。
初心者は投資信託の積立投資から始めてみましょう。

 

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まとめ


・収入と支出を把握する

・資産と負債を把握する

・固定費を見直す

・生活費6ヶ月分を貯める

・生活費の口座を作る

・お金の置き場を変える

・投資は余裕資金で行う

投資信託の積立投資から始める