【要約】「HAPPY STRESS(ハッピーストレス) ストレスがあなたの脳を進化させる」から学ぶ、ストレスを上手く味方につける方法【青砥瑞人】

今回は、神経科学者である
青砥瑞人さんの書かれた

「HAPPY STRESS(ハッピーストレス)
  ストレスがあなたの脳を進化させる」

を解説していきます。

この本は、一言でいうと
ストレスを上手く味方につける方法を
教えてくれる本です。

 

 


ストレスは必ずしも悪いものだとは限りません。

あなたの今までで一番嬉しかった瞬間は
どんな時ですか?

「第一志望の大学に合格した」
「初めて彼女が出来た」
「初めて内定が出た」

そういった、
人生で最高の経験をした時は
必ず強いストレスを感じていたはずです。

人というのは、
ストレスを乗り越えた瞬間に
最も大きな達成感を抱くようにできています。

ストレスとは、
人生の「スパイス」のようなものです。

今回の記事を読めば、
ストレスをうまく味方に付ける方法を
知ることができるようになるでしょう。

 

脳はネガティブな情報に反応しやすい


ここでは、
私たちの脳の特徴について
説明していきます。

結論を言うと、
私たちの脳は、ネガティブな情報に
反応してしまうようにできています。

明るいニュースよりも
「消費税が上がります」
「芸能人の浮気」「死亡事件」「人口減少」
などのネガティブなニュースを
ついついクリックしてしまいます。


なんで私たちは
ネガティブなニュースに
反応してしまうようにできているのでしょうか?

それは、
怖いものに注意を向けることで
私たちは生き延びてきたからです。

私たちの脳は
石器時代の頃から
ほとんど変わっていないません。

石器時代は、
「猛獣」「病気」「飢え」「怪我」などの
ネガティブな情報に注意を向けておかなければ
すぐに死んでしまいます。

しかし現代では、
私たちが突然死ぬことは
ほぼなくなりました。

だから、
無駄にモヤモヤしたり、
ストレスを感じたくなければ
できるだけネガティブなニュースが
目に入らない工夫をするべきでしょう。

 

 

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1日の中で注意を向けられる量は限られている


ここではさらに、
脳の特徴を見ていきます。

それは、

「1日の中で注意を向けられる量は
   限られている」

ということです。

どうでもいいネガティブなニュースに
反応する度に
1日の中で注意を向けられる量は
削られています。

実際にこの本には、
「限られた集中力を
 ネガティブなニュースに費やすのは
  もったいない」
と書かれています。

 

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自分次第でどうにかなることに注意を向ける


ここでは、
何に注意を向ければ良いのかについて
説明していきます。

結論を言うと、

「自分次第でどうにかなることに注意を向ける」

ことです。

少子化」「不景気」「会社の不祥事」
「事故」「事件」は、
いくら気にしたところで
自分にはどうしようもないことです。

一方、
「自分の行動」「言動」「仕事」」
「お金の使い方」「健康管理」などは
全て自分次第でどうにかなることです。

ストレスを成長や喜びに変えたければ、
自分次第でどうにかなることに
1番注意を向けるべきです。

著者は、
高校を中退した後に
脳の不思議さに魅了されて
アメリカの
カリフォルニア大学に入り、飛び級して
今では経営者をしています。

彼がもし、
ネットのニュースに夢中になって
消耗していたら恐らく
こんな風にはなっていなかったでしょう。

 

 

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ストレスにはいい面と悪い面がある


ここからは、
この本の本題である「ストレス」について
説明していきます。

結論を言うとストレスには

「良い面」と「悪い面」

があります。

ストレスには
ストレスがかかっていたからこそ
やり遂げたことに大きな喜びが生まれます。

また、テストを受ければ
自分の弱い部分を認識でき、
「第一志望の大学に入るには足りない」
などと、

ストレスを受けたときは、
何かを学ぶチャンスです。

これが、ストレスの「良い面」です。

ストレスの「悪い面」は
私たちを悩ませて苦しませて
夜は眠れなくなり、
時にはうつ病にさせるものです。

ここでは、まずストレスには
「良い面」と「悪い面」の
2つがあるということを理解しておきましょう。

 

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「ストレス」=「学び」だと考えるとストレスは減る


ここでは、
ストレスの良い面だけを引き出す方法を
説明していきます。

結論を言うと、

「ストレス」=「学び」だと考えること

です。

実際にスタンフォード大学の研究で、
ストレスは悪いものではなく
何かを学ぶ機会だと考えるだけで
ストレスが減ることが分かっています。


そのため、
日常生活でストレスを感じたときは
「このストレスから学べることは何だろう」
と考えてみましょう。

 

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慢性的なストレスを避ける


ここでは、
ストレスの悪い面を回避する方法を
説明していきます。

結論を言うと、

慢性的なストレスを避けること

です。

どれだけ「ストレスから学べる」と言っても
そのストレスが長期間続くと
段々と人は耐え切れなくなってきます。

ですので、
ストレスは長期間を受けてはいけません。

ストレスが長期間に及ぶと
耐えられなくなって壊れてしまう
ということを覚えておきましょう。

 

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人によってストレスを感じるものは違う


ここでは、
私たちが避けるべきストレスについて
説明していきます。

結論を言うと、

どれくらいのストレスに耐えられるのかは
人によって大きく変わってきます。

カメラを向けられても平気な人もいれば、
カメラを向けられることに
大きくストレスを感じる人もいるように、

自分が何にストレスを受けるのかは
生まれ持ったDNAや経験や環境
によって決まります。


大事なのは、
自分が何にストレスを強烈に
感じるのかを知ることです。

ストレスが強烈にかかるものが分かったら
そのストレスを長期間受ける環境からは
逃げたほうがいいでしょう。

 

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ちょっと疲れる運動をする


ここでは、
ストレスの悪い面を和らげる方法を
説明していきます。

それは、

ちょっと疲れる運動をすること

です。

慢性的なストレスを避けるべきだ
と言いましたが、
なかなか「休みたいです」
と言えない人もいます。

その場合は、
まず一番いいのは
少し負荷のかかる運動をすることです。

目標としては、
考える余裕が無くなるぐらいの
負荷のかかる運動をしましょう。

 

 

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人を抱きしめる


ここでは引き続き
ストレスの悪い面を和らげる方法を
説明していきます。

それは

人を抱きしめること

です。

人に触れたり抱きしめたりキスをすると
オキシトシンというホルモンが出ます。
これは別名「愛情ホルモン」と呼ばれていて、
とんでもなくストレスに効果的なのです。

 

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過度な期待をしない


ここでは、
無駄にストレスを溜め込まないテクニックを
説明していきます。

それは

他人に過剰な期待をしないこと

です。

例えば、
人に何かを頼んだ時
「これくらいはできるだろう」と
勝手に自分の中で80点ぐらいの
期待値を設定すると、
出てきたものが、
それ以下だとストレスを感じてしまいます。


期待値が高いと
ありとあらゆるものに
ストレスを感じてしまいます。

自分の中の期待値を
できるだけ下げておくのがいいでしょう。

 

 

 

まとめ


・ストレスは必ずしも悪いものだとは限らない

・脳はネガティブな情報に反応しやすい

・1日に注意を向けることができる量は限られている

・だからネガティブなニュースに注意を向けないほうがいい

・自分次第でどうにかなることに一番注意を向けるべき

・ストレスには良い面と悪い面がある

・「ストレス=学び」だと考えるとストレスが減る

・慢性的なストレスを避けること

・人によってストレスを感じるものは違う

・自分が何に強いストレスを感じるのかを知っておく

・ストレスを減らすにはちょっと疲れる運動をすること

・ストレスを減らすには人を抱きしめること

・過剰な期待をしない