【要約】「すごい自己肯定感」から、学ぶ自己肯定感の高め方

今回は脳内楓株式会社「脳の学校」の代表も務める
加藤俊徳さんの書かれた脳の名医が教える

「すごい自己肯定感」

を解説していきます

この本は一言で言うと
自己肯定感の高め方を教えてくれる本です。

実は筆者によると
日本は肯定感を高める上であまり良い環境ではないそうです。

日本は上下関係が厳しく
若いうちは正しいことを言っても認めてもらえないことが多いとして
理不尽に自分の事を否定され続けた結果
自己肯定感が削られていくそうです。


しかし幸せな人生を送る上で

自己肯定感は高いに越したことはないのです。

そこで本書は
脳を活性化させることで自己肯定感を高める方法を紹介しています。

自己肯定感の低い人は脳の活動が低下していることが多く
反対に脳がよく働いているとそれだけで心地よい気分になって
自然と自己肯定感がアップするのもなのです!!

本書には脳が活性化する習慣がたくさん紹介されているので
いくつか抜粋して解説していきます。

 

 

マンネリ化を防ぐ


健康でいるために規則正しい生活を送ることはもちろん大事です。
しかし脳の活性化という観点では

ずっと同じ生活パターンでいるのも実は良くないのです。

生活が単調だと脳は次第にサボり始めてしまいます。

こうなると脳内の神経の活動が悪くなり
自己肯定感の低下につながりかねません。

たまには普段しないようなことをした方がいいのです。
例えば資格を取るための勉強を始めるのも一手です。
マンネリ化した日々の中に
資格勉強という新しい行動パターンが加わり
脳の刺激になります。

でも、
資格勉強を始めるのってちょっとハードルが高いですよね...

なので、明日出勤する時に
いつもよりちょっと早めの電車に乗ってみるのはどうでしょう?

駅前で降りてそこ歩いて会社まで行ってみたりすると
いつもと違う風景が見られてマンネリの解消になるでしょう。

これならわりと簡単にできそうですよね。

これよりももっと些細な変化でもいいのです。

朝食に毎日パンを食べているならば少しだけ和食にしてみたり

なんでもいいから
とにかくいつもとはちょっと違った行動をとるのがいいんです

本書では同じことをするのでも
「時間を意識すると脳の刺激になる」
と言っています。

例えば髪がする時に漫然とやるのではなく
目標時間を定めるんです。

その時間内に終わるように意識するだけでも脳が活性化します。

普段から生活がマンネリ化しないように意識してると
脳のサボりを防げます。

脳が活性化すれば
おのずと自己肯定感も高まっていくのです。

 

100日カレンダーをつける


本書によると自己肯定感を高めるためには
やりたいことを見つけるといいそうです。

やりたいことはさっき出てきた
資格の勉強でもダイエットでもなんでもいいです。
とにかく目標を定めてそれを実現するために行動することで

自己肯定感は高まっていきます。
何かを成し遂げた時の達成感は自信にもなります。

そこで本書では目標を達成するために

100日カレンダーをつけることが進められています。

これは目標を達成する100日前から逆算して
予定を立てて1日の行動に落とし込んだものになります。

例えば資格を取得することを目標にしましょう
この場合試験日の100日前から

「この日は参考書5ページ読む」「この日は問題集から20問を解く」

みたいに細くスケジューリングしていきましょう。

予定が立ったらカレンダーの日付の部分に
その日にやるべきことを箇条書きしておき
当日にそれが完了したらチェックを入れましょう。

このひゃく日カレンダーをつけることで
目標を達成するためにやらないといけないことと
その進捗状況が明確になるんです
単に頭で思い描いているだけよりも。

実際に目に見える形にしてしまった方が実行力が増します。

さらに100日カレンダーは完成したら他人と共有することで
もっとモチベーションが上がります。

おすすめなのはtwitterに投稿することです。
毎朝その日にやるべきことをツイートすることで
よりやらなくちゃという気になれます。
宣言してしまった以上やるしかなくなりますもんね

そして100日間やりきった自分は
「ここまで来た」という大きな自信になります。

また、挑戦している最中に一歩ずつ目標に近づいている感じも
自己肯定感に繋がります。

 

新しい人間関係を作る


誰かに会った時
脳内では、まず見た目や声の感じなどは
視覚や聴覚をフル活用して相手を認識しようとします。
そして会話の中で相手がどういう人か判断しつつ
どうしたら円滑なコミュニケーションが取れるか
思考を巡らせます。
これだけでもめちゃくちゃ脳が働います。

だから脳を活性化させる意味でも
積極的に新しいコミュニティに参加するようにしたほうがいいのです。

おすすめなのは趣味の集まりやスポーツクラブに参加することです。
その趣味やスポーツの技術に磨きがかかって
自分の特技と言えるようになれば自信がついて
自己肯定感がさらにアップします。

また新しいコミュニティに参加することで
自分の中に別のアイデンティティが生まれることがあります。

例えば会社で上司に怒られてばかりの人は
自分は仕事のできないダメなやつだと思っているかもしれません。
一方でスポーツクラブに参加して
自分のプレーを仲間に褒めてもらえたりすると
「僕ってもしやできる人なのでは」と思えてきそうですよね。

コミュニティが変われば評価も変わってくるものなのです。

 

誘いにはとりあえず乗ってみる


先ほどは新しい人間関係を作る大切さを話しました。
そこで手っ取り友達を作る方法が

人からの誘いはとりあえず全部乗ってみる

ということです。

知らない人と会うのはストレスになるし結構面倒なものです。
その面倒と感じたところにこそチャンスです。
先ほども話した通り脳には「サボり癖」があります。
いつもと同じようなことばかりしていると
脳は使っていない部分のスイッチをオフにして
活動が悪くなってしまいます。

面倒に思えることをあえてやることで
脳に負荷を与えることができます。
だから面倒に思えることがあったら
脳を刺激するチャンスだと考えて
積極的にチャレンジするのがお勧めです。

 

良い方に考える癖をつける


物事は、考え方一つで変わってくるものです。
例えば仕事で上司に怒られてしまった時
大半の人はショックを感じるでしょう。
誰だって怒られるのは好きじゃないですからね

しかし、考えようによっては上司は部下のことを想っているからこそ
ちゃんと叱ってくれてるとも捉えられます。

こんな感じで同じ出来事でも捉え方によっては
ポジティブにもネガティブにもなります。

それであれば
いつも良い方に捉える癖をつけたほうが人生楽しそうですよね。

本書では言い方にスポットライトを当てるための
練習方法が書かれていたので紹介していきます。

やり方は簡単

身の回りにいる気の合わない人を見つけて
その人の良いところと悪いところを思いつく限り挙げていくだけです。

悪いところはすぐに見つかりそうですけど
良いところを探すのは大変そうですよね

ですが、良いところがひとつもない人なんて
そうそういるもんじゃあありません

何事もいいことに注目する癖がつけば
自然と自己肯定感を高く保てるようになるでしょう。

 

スマホと距離を置く


寝る間際までスマホをいじっていたりしていませんか?
それはあまり良くない習慣です

その依存体質にはかなりの問題があります。

ギャンブルやアルコールなど
依存性のあるものは脳の働きを低下させることが分かっています。
これはスマホでも同じことが言えます。

まずは寝る直前までスマホを見続ける
習慣をやめたほうがいいでしょう。

本書ではベッドに入る前には
電源をオフにして自分から2メートル以上遠ざけておく
ことが進められていました。

最初は辛いかもしれませんが頑張ってスマホ依存から脱しましょう。

 

7時間以上の睡眠をとる


睡眠不足は脳の最大の敵です。

オンズホプキンス大学の研究で

睡眠時間が6時間以下、6から7時間、7時間以上の
三つのグループの脳を調べた結果

一番老廃物が溜まっていたのは6時間以下の人達でした。

あんまり寝てないと脳の中がゴミだらけになっちゃうのです。

さらにオックスフォード大学の研究では
長期的な睡眠不足は脳を収縮させることが分かっています。
しかも脳が収縮すると睡眠の質が落ちるから
さらに脳が縮んでいってしまいます。

これはやばい連鎖ですよね

また感情のコントロールも効かなくなってくるため
余裕がなくなっておこりっぽくなります。

理想は毎日7時間以上睡眠時間を確保することです。

 

身の回りの整理整頓をする


本書によると整理整頓をすることで
自己肯定感が上がるそうです。

身の周りが常に綺麗な人は脳の中もきちんと整理できています。
こうなると脳の働きが良くなって自己肯定感UPにつながります。

反対に部屋が汚かったりする人は
頭の中のぐちゃぐちゃになっています。
これでは脳のパフォーマンスを落ちるため
自己肯定感も下がっていってしまいます。

整理整頓している最中にも
脳がフル回転して活性化に繋がります。
実は片付けには判断力が欠かせなのです。
頭を使ってますねなろ片付けをしているうちにも
どんどん脳は成長していき
自然と整理整頓のスキルが上がっていきます。

片付けが苦手なら
まずは部屋の中をいくつかのカテゴリーに分けてみるといいでしょう。
例えば机の上、クローゼット、台所、洗面台のように分けます。
それが出来たら一番ものが少ないところから始めてみましょう。

 

まとめ


・マンネリ化を防ぐ
・100日カレンダーをつける
・新しい人間関係を作る
・誘いにはとりあえず乗ってみる
・良い方に考える癖をつける
スマホと距離を置く
・7時間以上の睡眠をとる
・身の回りの整理整頓をする

 


これらを実践することで自己肯定感をアップし
幸せな人生を送れるようになることを願っています。

とはいえ一気に全部やろうとしても大変ですので
まずは簡単にできそうな
「いつもと違うご飯を食べること」などを試してみましょう。