【要約】「ポンコツなわたしで生きていく」から学ぶ、自分らしく生きる方法

今回はライターとして活躍している
石川夕紀さんの書かれた

ポンコツなわたしで生きていく」

を解説していきます

この本は一言で言うと
弱い部分や欠点も含めて

自分らしく生きる方法を教えてくれる本です。

社会人はいつも笑顔で早起きして遅刻はもちろんNG
敬語を使い言われたことをちゃんとやり
3年間は何があっても仕事を辞めてはいけない
そういう当たり前のことができないやつは
この社会では「社会不適合者」と言われます。

この著者も大学を卒業した後に
内定をなんとかもらって会社で働き始めたのですが、
が重度のADHDため朝はなかなか起きられないしコミュ症だし
おまけに毎日決まったことをやるのも苦痛のため
どれだけ頑張っても
一年半で会社を辞めてしまうというポンコツっぷりだったそうです。

ちなみに3社目に至ってはたった8か月で退社しているそうです。

ここで普通なら「自分のダメなところを直そう」と考えたり
「死んでも三年間は仕事を辞めないぞ」
と決心するのかもしれませんが。

著者はそれを突っぱねました。

つまり

「欠点を抱えたポンコツな自分のままで生きていく」

と腹を決めたのです。
そうやって自分が楽だと思う方へ流れていった結果
今はフリーランスのライターになり
朝が苦手だから昼にのっそりと起きて
パジャマのまま机に向かって記事を書いたり
夜に漫画を読みながら寝落ちするなど悠々自適な生活をしています。

実際に今はそんなフリーランスの数がどんどん増えてきています。
社会が勝手に決めた常識に従わなくても
自分らしく快適に生きることは可能なのです。

この記事を読めば、
自分らしく生きる方法を知ることができるようになるでしょう。

 

 

 

ポンコツは直すのではなく受け入れるが正解


この本では普通の人が当たり前にできていることが
何で自分にはできないだろうと思ったら
ポンコツの始まりだと書かれています。

著者は、
なんとか自分のポンコツな部分を直そうと奮闘したことも
あったそうですが無理をして体調を崩したりして
結局ポンコツな自分は治らなかったそうです。

その経験からこの本にはポンコツは性格みたいなもので
決して直せるものではないと書かれています。

そこで大事なのは
どうせポンコツな部分が治せないのなら
ポンコツでも許される環境に身を置くことです。

実際に著者は朝早く起きなくてもいいし
実際に顔を見合わせなくてもいい仕事に就くしかなかった
それがフリーランスのライターです。

これは例えるなら自分が海水魚なら海に行けばいいし
自分が淡水魚なら川に行けばいいということです。

接客が苦手なのに接客をする仕事に就いていませんか?

満員電車が酷くストレスなのに
毎日満員電車に揺られていませんか?

もしそうなら息苦しくて当たり前です。

大事なのは

自分のポンコツさを憎みそれを克服しようとすることではなく
自分のポンコツさを受け入れること

です。

 

活躍できるかは環境次第


環境を変えることは本当に大事です。
実際にこの著者は大学生の頃に飲食店で働いていましたが
朝起きられないし、レシピも覚えられなくて
先輩もあきれるほどのポンコツだったそうです。

しかしその職場を辞めて事務のアルバイトに転向してからは
「めちゃくちゃ優秀だね」
と言われるようになったそうです。
その仕事はマニュアルを見ながら文章を打ち込めばいいので
忘れっぽい著者でもできたし、人と話すことも特になく
淡々と作業をしてい行けばよく
おまけにずっとパソコンを触っていたので
タイピングも他の人よりも早かった

これは散々仕事ができないと言われてきた著者には
革命的な出来事だったのです。

のび太君が銃を使えば落ちこぼれからヒーローになるように
大事なのは、自分の生きる環境に身を置くことです。

自分を生かせる環境に身を置けば活躍することができる
そんな人と普通のポンコツの何が違うか
それはシンプルに

ポンコツポンコツのまま環境を変えただけ

自分の弱みにウジウジと悩んで克服しようとするのではなく
全力で環境を変えましょう。

 

「人」「時間」「場所」を変える


どうやって自分を生かせる環境を作るのかについて
具体的に説明していこうと思います。

マサチューセッツ工科大学博士になった後に
マッキンゼーの日本支社長になった
大前研一さんはこう言っています。

「人間が変わる方法は三つしかない。
  一番目は時間配分を変える。
    二番目は住む場所を変える。
      三番目は付き合う人を変える。」

この三つの要素でしか人間は変わりません。
最も無意味なのは決意を新たにすることです。

付き合う人を変える

当たり前ですが、
ネガティブな友達とつき合っていれば
自分も引きずられてネガティブになるし
明るい人と付き合っていれば自分も明るくなっていきます。

まずは自分と似ていて
「この人みたいになってみたい」
と思えるような人と付き合うのがいいでしょう。

逆に悪い影響を受けていると感じる人付き合いを
少しずつ減らしていきましょう。

時間を変える

今までなんとなく時間を使ってきたのなら
一日一時間でもよいので、意識して勉強をしたり
新しい情報を取りに行って知識を増やしてみると良いでしょう。

知らないことは選べません。
投資について知らない人は
そもそも投資という選択肢がありません。
永遠に貯金と消費の繰り返しです。
だからまずは情報を集めるのです。
思い描く仕事や生活をしている人が
実在しているということを知りましょう。

場所を変える

これはシンプルに今住んでいる
「場所」「生活圏」を変えるということです。
今だったらネットがあり
わざわざ高い家賃を払って東京に住むよりも
田舎に住んだ方がヘルシーかもしれません。

 

知ることは選択肢を増やすこと


もしまだ自分に合う環境が
どういうものなのか分からないのなら
まずは色んなことを知って選択肢を増やしましょう。

ぶっちゃけ、合う環境はその人にしか分かりません。

だから、もし今自分に合う環境が分からないのなら
とにかく情報をインプットしましょう。

具体的には、
とにかくいろんな人に会ってみたり、SNSで魅力的な人を探してみたり
ピンときた本を読んでみるといいでしょう。

そうやって自分と似ていて
「あっこの人いいな」「こんな生活いいな俺にもできるかも」
と思えるようなわくわくする対象を探しましょう。

著者は会社員の頃に
「会社と家と大学時代の友達」
の三つしか居場所がありませんでしたが
ある日、社会人コミュニティに入って
初めて知ったのが、フリーランスだったのです。

もし
「自分はこれしか道がないんだ。」
と、歯を食いしばって生きているのなら
それはただの情報不足かもしれません。

 

ポンコツこそ誰かに頼ろう


言うまでもなくポンコツは一般的な人よりも
できないことが多いです。

そのため自分ではできない部分を補うために
誰かに頼ることは必須になります。

バンドだって
「ボーカリスト」「ギター」「ドラム」「ベース」
といった感じでみんな苦手な部分を補い合って成立しています。
自分が苦手なことは積極的に誰かに頼るべきです。

特に自分がポンコツだと思うのなら
なおさら一人で全てをやるのは無謀だと言っていいでしょう。

人に頼って逃げられたり嫌がられた場合は、
それでいいのです。
合わなければ自然と離れていくだけで
そこでふるいにかけられて
最後には自分に合う人だけが残ります。

 

苦手な事を避けることで自分の強みが見えてくる


この社会ではもちろん
自分の得意なことや強みを生かしたほうがいいですよね。

もし、強みが見当たらないのなら
まずは自分の嫌いなところや苦手なこと
欠点を全て書き出してみて
それらを避けるようにしてみましょう。

強いストレスを感じたり
冷や汗をかくような仕事は基本的には自分に合っていません。

そうやって、自分のどうしても直せない
苦手な事や嫌なことを避けていくと
結果として心地良い環境と自分の強みが見えてくるはずです。

まずは嫌なところや苦手なこと欠点を書き出してみて
それらを避けるようにしましょう。

 

やめなければいつかなんとかなる


たどり着いた仕事があるのなら
あとはその仕事を続けることです。

実際にこの著者は今こうしてライターに慣れているのは
「努力をしたというよりも
  ただ文章を書くのをやめなかったからだ」
と語っています。

結果を求めずにのんびりと
今やっていることを続けてみるのが良いでしょう。
結果ばかり求めると
ついつい近道をしたり、ずるをしたくなりますし、
それにすぐ結果が出ないと「俺はダメなやつだ」
と、落胆することになります。
そうなると続けることはできません。

だから「辞めなければ、いつかなんとかなる」と考えて
毎日のんびりと
今やっていることを続けてみるのが良いでしょう。

 

続けるためには完璧主義にならない


継続を最も邪魔するのが完璧主義です。
最大の敵は自分なんです。

まずは、頑張って六割くらいの完成度で
出す練習をしてみるましょう。

実際に著者は、会社員の頃に最寄り駅から家まで歩いて
十分の帰り道で文章を書いていたそうです。
たとえ家に着いた時に良い落ちや結論が出なくても
とにかく家に着いた時点で文章を書くのは終わりにして
記事を公開してしまうのです。

意外にも、自分の中で六割くらいのものでも
高評価が得られたりするのです。

こうすると
「これくらいの完成度でもいいんだな」
と実感できるようになっていくでしょう。
いわゆる成功体験っていうやつですね。

60点でもいいから
毎日のんびりと今やっていることを続けてみましょう。

 

ポンコツ=悪ではない


最後に自分のポンコツな部分の捉え方について説明していきます。
大体の場合ポンコツとは少数派というだけ
ポンコツ=悪ではありません。

日本で遅刻がダメだと見なされるのは
ほとんどの社会人が時間を守れるから
ですが、外国では遅刻が普通の国もあるそうだそうです。

そうなると普通の定義が変わってきます。
結局のところ多いか少ないかの問題なのです。
だから自分のポンコツなところは

「ただ少数派だけだ。」

と割り切って生きると気持ちが楽になるでしょう。
それに、人生どんだけ欠点があろうが
楽しく生きている方が得です。
とにかく、

「他の人がどうかは知らないけど
     自分はこうなんだ。これでいいんだ。」

と胸を張れる日が来ることを願っています。

 

まとめ


ポンコツを直すのではなく受け入れる

・優秀かどうかは環境で決まる

・自分に合った「人」「時間」「場所」に変える

ポンコツではできないことが多いので、
 必ず誰かに協力してもらうこと

・どうすればいいのかわからないのなら
 まずは色んなことを知って選択肢を増やすこと!!

・苦手なことを避けることで自分の強みが見えてくる

・すぐに結果を求めずに
 「続けていればいつかなんとかなる」と考える

・継続するためには完璧主義にならず
 60点で出す練習をすること

ポンコツ=悪ではない、少数派なだけ

・「他の人がどうかは知らないけど、自分はこうなんだ。」
 と堂々と胸を張れるようになろう。

 

 

 

 

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