【要約】「立ち止まっても休んでもいい 自分を取り戻すゆるい逃げ方」から学ぶ、自分を取り戻す方法【中島輝】

今回は6ヶ月800人以上の予約待ちという
人気心理カウンセラーである中島輝さんの書かれた


「立ち止まっても休んでもいい
  自分を取り戻すゆるい逃げ方」


を解説していきます。
この本は一言で言うと
自分を取り戻すための逃げ方を教えてくれる本です。

「逃げる」というのは、
一般的に悪いことのように言われる方が多いです。
どうしても格好悪い、無責任というイメージにより、
自分を追い詰める人や場所から逃げ出す事が出来ず
身動きが取れない状態になり苦しんでいる人も多いです。

今回の記事を読めば、
逃げる技術を学び、
自分を取り戻す方法について知ることができるでしょう。

 

逃げられないのではなく逃げないだけ


仕事や人間関係を苦にして、
鬱になったり自殺してしまう人がいます。
周りから見れば、
「そこまで辛いのなら逃げればいいのに」
と思ってしまいます。


追い込まれてしまう人というのは
そこに自分の体が命よりも大事なものがあると
信じ込んでしまっていて、逃げ出すことが出来なくなっています。

つまり人は、


「逃げられないのではなく
  逃げないことを自然に選んでしまっている」


ということです。

周囲に合わせて生きている人というのは、
家族や友人、職場の人か
ら理不尽な扱いを受けても我慢し続けてしまいます。

冷静に考えてみると、
どの理由も論理的ではなく
目をそらすための言い訳として考えられたものだったりします。

 

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何でも決めつけない


では早速、
逃げられない人が逃げられる人になれるよう、
逃げ方について解説していきます。

まずは、


「決めつけないこと」


です。
逃げられないひとは、
自分はこういう人間だと決めつけてしまっていることが多いです。
「私は責任感が強い人間だ」「私は決して道を踏み外さない」
「自分は人に迷惑をかけるような人間じゃない」

自分はこういう人間だと単純化して判断し
その通りに振る舞おうとします。

その結果、現実との間で矛盾が起こった時に
柔軟な対応ができなくなってしまうのです。
「疲れたなんて甘えたことは、言ってられない」
「会社を辞めるなんて無責任なことはできない」

自分の行動を決めつけることで
どんどん逃げ道がなくなって、
最終的に逃げられなくなってしまいます。


「自分は○○な人間だ」と思うのではなく。
「自分には○○な部分もある」くらいに思っておくといいでしょう。

 

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いつもと視点を変えてみる


コップに水が半分入っているとします。
「コップに水が半分しか入っていない」と考えるか、
「コップに水が半分も入っている」と考えるかは、あなた次第です。

逃げられないと感じている人は、
逃げられない枠組みを作って物事を見ているため、
逃げられないのです。

だからこそ、枠組みを変えて視点が変われば、
「逃げられない」という気持ちを変えることができるのです。


三人称で考えてみたり、
夫が妻の立場になって考えてみたり、
部下が上司の立場になって考えてみたり、などなど
様々な視点で考えていきましょう

 

 

「すべき」より「したい」で生きよう


自分を追い込んでしまう人は「べき」
という言葉を多用する傾向があります。

「○○すべき」
「○○せねばならない」
「○○するのが普通」
「○○して当然」
という言葉は、
自分への期待値のハードルを高く上げて
クリアできなければ、さらに自分を追い込んでしまい
結果として自分の足かせになってしまう言葉です。


「○○すべき」と考えるのはやめて
自分が本当にやりたいこと
「○○したい」を大切に生きるようにするといいでしょう。

 

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もっと人に頼っていい


逃げられない人のほとんどは、
人に助けを求めるのが苦手です。

小さい頃から、
「人に迷惑をかけてはならない」
という信念を刷り込まれているせいでもあります。


確かに自立して生きることは大切です。
しかしそれは、人に頼ってはいけないということではありません。

そもそも人間は一人では生きていけないし、
どんな人でも必ず誰かの助けを借りて生きています。
だからもっと人に頼ってもいいのです。

もちろん、なんでもかんでも人にやってもらえばいい
というのは、「頼る」とは言いません。

大人同士の人間関係の基本は助け合いです。
困った時はお互い様
頼ることもできるし、頼られたら力になる、
人間はそれができます。

助けえを求められて助けるか断るかは、
相手の問題だから助けを求める側は気にしなくていいのです。

 

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1時間だけ逃げてみる


逃げてはいけないと考え始めると、
思考というのはどんどんマイナスの方向に向かっていきます。
考えれば考えるほど答えが出ずに
感情も悪化するという負のスパイラルに陥りやすくなります。

見る角度を変えて考えることで、
問題が一気に解決することもあります。
もし、解決まで行かなくても
解決の糸口くらいは見つかるかもしれません。

本屋に行くのでも、ゲームをするのでも
録画したドラマを見るのでもなんでもいいのです。

問題から一旦離れると感情が切り替わり
思考も行動も変わってくるのです。

 

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心のオンオフを意識して切り替える


怒りや悲しみといった負の感情も
元はと言えば自ら選び取ったものです。
それは、逆を言えば自ら手放せるということでもあります。

感情というのは、
その気になれば自分の意思で変えられるものです。
ただし、感情を変えるきっかけは必要になるでしょう。

例えば、
「電気のスイッチを切ったら嫌なことは考えない」
という風に考えてスイッチを消す行為をきっかけにして
脳のスイッチも切り替える。

通勤や通学中なら
「○○線に乗り換えたら嫌なことを考えるのはやめよう」
などでもいいのです。

逃げられない時というのは、
とにかく自分の感情に固執しがちになります。
嫌な感情も良い感情も選び取るのは自分次第です。

 

 

まとめ


・逃げられないのではなく逃げないだけ

・なんでも決めつけない

・いつもと視点を変えてみる

・「すべき」より「したい」で生きよう

・もっと人に頼っていい

・1時間だけ逃げてみる

・心のオンオフを意識して切り替える

 

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