【要約】察知能力を上げ成功する方法「運の方程式 チャンスを引き寄せ結果に結びつける科学的な方法」から学ぶ【鈴木優】

今回は、数々のベストセラー本を執筆している

サイエンスライターである鈴木優さんの書かれた

 

「運の方程式 チャンスを引き寄せ結果に結びつける科学的な方法」

 

 

を解説していきます

 

この本は一言で言うと科学的に運をつかむ方法を教えてくれる本です。

 

この記事では、

察知能力を上げ、運をつかむ方法を掲載しています。

 

本編をまだご覧になってない方は、こちらから↓

 

youyakuburogu.hatenablog.com

 

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「察知」とは、身の回りで起きた小さな変化や出来事に気づくことを言います。

 

「あれ、なんか今日上手くいってるな。」「なんか変だな。」

といった小さな変化が起こった時に、

成功する人は、その違和感の原因を突き止めようとするのです。

 

このように偶然を偶然で終わらせないことが、

運をつかむ時の最も大事なポイントになります。

 

気になったことがあれば、「なんでだろう」と自問自答する

 

どうすれば、小さな変化に気付けるようになるのでしょうか?

 

それは、

 

気になったことがあれば、「なんでだろう」と自問自答する癖を持っておく

 

ということです。

 

例えば、

ゲームで何故か勝てたとき、「なんでゲームに勝てたのだろう」と

自分に対して自問自答することが大事なのです。

 

ブリガムヤング大学の研究によると、

イノベーションを起こす人ほど、1.5倍の時間を観察に費やす。

ということがわかっています。

 

つまり、斬新な発明を生む人ほど、違和感を感じたら

しばらく足を止めて「なぜうまくいった?」「なぜうまくいかなかった?」

と考えているということです。

 

例えば、

イギリスの細菌学者であるアレクサンダー・フレミングは、

ブドウ吸菌を培養中に、たまたま青カビが生えているのを見つけました。

そして、なぜか青カビの周囲だけは、ブドウ吸菌が繁殖していないのを

不思議に思ったフレミングは、さらに研究を進めて、

やがてカビを作り出す化学物質から、抗生物質を作り出すことに成功しました。

 

このように、

いつもと違う違和感や変化を感じたら「なんでだろう」自問自答して

違和感の正体を解き明かすことが、運をつかむのにとても大事なことなのです。

 

 

失敗は次に生かせるデータ

 

これは幸福をつかむ方程式の「回復」の部分になります。

 

いろいろな行動をたくさん試すと当然、成功も増えますが、

失敗の方が圧倒的に多いでしょう。

 

行動すればするほど、失敗が増えてしまうため

「どうせまた失敗する」「俺は何の才能もない」

と、どこかで心が折れて行動をやめてしまいます。

 

ですが行動しなければ、成功することもできません。

 

成功をつかむためには、いかに早く失敗から立ち直るかが重要なのです。

 

本書では、

失敗を肯定する「科学者マインドセット

を持つことが大事だと言っています。

 

科学者マインドセットとは、

失敗を一つの新しく得られたデータだと捉えることです。

 

「これをやったらどうなるんだろう」「こうなるのか」

と、一つ一つ検証する感覚で行動することです。

 

そうやって失敗したことは、次に生かせるデータになります。

その経験は、減らない財産です。

 

ちなみに、「失敗したら科学者のように考えよう。」

と、自分に言い聞かせて行動するだけでも、

挫折から立ち直るスピードが格段に速くなることも分かっています。

 

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うまくいく方法を見つけたら、そこに一点集中する

 

成功をつかむ方程式の「行動」「多用」「察知」「回復」を上げていけば、

いろいろ試したものの中から、自分が没頭できるもの、得意なことがある程度わかっているはずです。

 

もし自分の得意なことがわかったら、

今度はそこに自分の時間や能力を一点集中してみましょう。

 

例えば、ゲームで上手くいく方法を見つけたら、

そこに一点集中するのです。

 

自分が得意じゃないことに一点集中しないためにも、

多くの行動をしなければならないのです。

 

ノースウェスタン大学が、有名アーティストや映画監督、科学者などが

成功していくパターンを調べたところ、

最初はたくさんのいろいろな行動をしていたが、

ある日うまくいく方法が見つかってからは、そのうまくいく方法に

一点集中していることが多いことがわかったのです。

 

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勢いが衰え始めたら違うゲームを始める

 

先ほど、うまくいく方法を見つけたら、一点集中すると説明しましたが、

その後はずっと一つのことだけを続けるのかというと、

実は、そういうわけにはいきません。

 

ずっと同じことをしていれば、どこかで飽きられてしまったり

うまくいかなくなったり、時代遅れになってしまう時が必ず来ます。

 

その前にもう一度、色々なことを試して改良したり、

別の方向性を模索する必要があるのです。

 

幸運を掴み続けたければ、

幅広い実験と一点集中を交互に往復し続けることが重要になります。