【要約】「プログラマーは世界をどう見ているのか」から学ぶ、成功者の特徴 4選【西村博之】

今回は、
ひろゆき」こと、
西村博之さんの書かれた


プログラマーは世界をどう見ているのか」


を解説していきます。


この本は、
世界のトップ層のものの見方を身につけ、
プログラミングの初歩の考え方を
身につけることができます。

 

 


ひろゆきさんといえば、
ネットの世界で知らない人はいないくらい有名な人です。

ひろゆきさんは、
2チャンネルの開設者で、
もともとはプログラマーです。

そして実は今世界のトップに立っている
イーロン・マスクジェフ・ベゾスビル・ゲイツなども、
元々はプログラマー出身です。

このように、
プログラマー出身で
大きな影響力を持つようになった方が多いのです。


この本は、
プログラミングの基本的な考え方を学びつつ
その考え方がプログラム以外の仕事にも役立つ
ということを教えてくれる本です。

 

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プログラミングをすることで得られる能力


プログラミングをすることで得られる能力は、
金銭的な恩恵だけではありません。


日本では2020年から、
プログラミング教育が必修化されましたが、
プログラミングのスキルを身につけるだけでなく
その学習を通して、

「論理的思考力」「創造性」「問題解決能力」

を育成する側面にも注目していると、
文部科学省は言っています。


実際、
論理的思考力やアイデア力を持っている
プログラマー出身者が沢山います。

世界のトップ層が、
プログラマー出身者で占められている一因に、
こういった能力も関係しているのでしょう。


優秀なプログラマーは、
パソコンの前に座り
一日中キーボードを打っている時間より、
「どうしたらもっと効率よくプログラムできるか」
「今より短い手抜きのコードはないか」
と考える時間の方が多いのだそうです


著者自身は、
自分の一番得意なことが
「問題解決をすることだ」
と公言しています

これも、
小さい頃からプログラミングをしていたことと
無関係ではないでしょう。

 

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コンピューターはおバカで従順


コンピューターは、
正しく教えないと正しく反応してくれません。


例えば、

おはようございます
こんにちは
こんばんは

とコンピューターに入力しても、
コンピューターは、

おはようございますこんにちはこんばんは

と表示します。

指示を出している人は
「ここで改行したいのだろう」
と推測できますが、

コンピューターは融通を利かせてくれません

そのため、
改行しないままで出力されてしまのです。

そのため、
<br>という、
改行を指示するタグをつけることで
コンピューターは初めて改行の命令が理解できます。


このようなタグは、
他にもたくさんあります

タグを増やしていくと、
できることもどんどん増えていきます。


実際にこれらをやってみて、
「面白いなあ」
と感じられるかどうかが
プログラミングに最低限必要な素質だったりします。


命令した通りの結果が出る快感

世界を動かすITサービスを作った
すごいプログラマーの人たちも
皆そこから学んできたのです。

 

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動かないのは命令が悪いせい


タグは、
少しでも間違えると上手くいきません


例えば、
<br>を
<dr>と書いたり、
多少の打ち間違いをしただけで
正しく認識してくれません。

コンピューターは適切な命令を渡せば
適切に動いてくれます。

思うように動いてくれなかった場合は、
十中八九、命令しているプログラマー側に
原因責任があります。


人ばかりを相手にしていると
こういう発想にはならないことも多いかもしれません。

指示を出した部下や下請けの会社が
思うように動かない時、
ついつい、
「あいつは無能だ」
「彼らは理解する能力がない」
などと決めつけてしまいます。

もしくは、
そういった態度を示して
煙たがられている上司や取引先が
身近にはいないでしょうか?


一方でプログラミングを始めると、

「正しく指示すれば正しく表示される」
「正しく表示させるには、
 正しく指示する必要がある」

という、
ごく当たり前でシンプルな思考の基盤を
身につけることができます。


自分の指示した通りに人が動かなかったり、
物事が進まなかったりした際も

プログラマー思考を身につけていれば、
「もしかすると自分の指示が間違っているのでは」
「自分の説明する能力がないのでは」
と気付き、
問題解決につながることもあります。

 

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相手に合わせて指示を最小単位に分ける


プログラムというのは、
コンピューターへの指示書です。

そういう点では、
人間に指示を出す事と、
似たところがあります。

注意が必要なのは、
人間に通じる指示と、
コンピューターに通じる指示が
違うという点です


例えば、
売れる商品の企画書を書く場合、

ベテランの主任クラスの人材に対してなら
「売れる商品の企画書を書け」
と言って適切かもしれません

ですが、
新入社員であれば

・売れている商品をピックアップしろ
・売れている商品の特徴をまとめろ
・それを元に売れそうな商品を考えろ
・それを企画書にまとめろ

と順を追って説明しなければなりません。


ですが、
コンピューターの指示とすると
これも無理でしょう。

コンピューターは
「売れている商品」
のような曖昧な表現は理解できないからです。

「売り上げが1億円以上入った商品」
のような具体的な指示に
直さなければなりません。


このような具体的な指示は、
人に対しても有効です。

「売れている商品をピックアップしろ」
と言っても
「売れている」
の判断は人によってまちまちです。

しかし、
「大手量販店A社で
 売上高1億円以上の商品をピックアップしろ」
という指示であれば、
人間がデータを集めても、
同じ結果が出てくるはずです。


このようにプログラムを書くようになると


「指示を細分化する」
「指示を具体化する」


という思考法を手に入れることができます。

 

 

まとめ


・世界のトップはプログラマー出身

・プログラミングをすることで、
 様々な能力を得られる

・コンピューターはおバカで従順

・動かないのは命令が悪いせい

・指示を細分化する

・指示を具体化する