【要約】「時間最短化、成果最大化の法則」から学ぶ、仕事、ビジネスで短時間で最大の結果を出す方法【木下勝寿】

今回は健康商品や化粧品などを販売している
北の達人コーポレーション」の社長である
木下勝寿さんの書かれた


「時間最短化、成果最大化の法則」


を解説していきます。


この本は一言でいうと、
短い時間で最大の結果を出す方法
教えてくれる本です。

 

 


この著者はコネもツテも一切ない状況から、
北海道に移住して会社をつくり
そこから15年で、
東証一部上場を成し遂げている人物です。

しかも従業員一人当たりの利益が
トヨタ自動車やNTT、三菱UFJより高い
という超優良企業です。

そのため2019年には、
市場が評価した
経営者ランキングで1位になっています。

まさに、
最短で大きな結果を出している人物なのです。


とはいえ、
最初からうまくいったわけではなく
独立して最初の事業では失敗して
フリーターになり無一文になったりしています。


そんな、
酸いも甘いも知る著者によると
大きな成果を出せるかどうかは


「ちょっとした考え方の癖で決まる」


と言います。

この著者の考え方を知ることで
今の自分よりも
大きな成果が出せるようになるはずです。


今回の記事を読めば、
短い時間で最大の結果を出す方法を
知ることができるようになるでしょう。

 

ピッパッの法則


ここでは、
成功する人としない人の決定的な違い
を説明していきます。


結論を言うと
成功者は、


「ピッ思いついたらパッとすぐにやる人」


なのです。


成功者とは実践者です。
知識がなくても成功する人はいますが、
行動せずに成功した人はいません。


著者は、

「世の中のほとんどの人は、
 知識があっても行動できない人がほとんど」

だと言います。


実際に著者は、
まだサラリーマンで営業をやっていた頃に
多くのビジネス書を読み込み、
頭の中にビジネスの知識を蓄積して
数多くの経営者と話をしたそうです。

ですが、
社長と言っても考えていることは、
自分と大して変わらず、
本で読んだような内容も多かったそうです。

はっきり言って
「社長からそこまで学べることはない」
と思っていたそうです。


ですがそれは、勘違いでした。
成功者と呼ばれている人達は、
とにかく行動していたのです。


例えば、
食事中に成り行きで
「こんなことをやったら面白そうですよね」
というビジネスの話で盛り上がったとします。

大体の人は、
その場限りの談笑をしているだけで行動しません。

ですが、
成功している人達は、
次に会った時に
「あのアイデア試してみたけど、
 ここがダメだったよ。あははは」
という感じで、
実行した後の話をしているのだそうです。


つまり、
自分と成功者は喋っていることは同じですが、
喋っていることを実行している確率が違ったのです。

この時に、
自分の頭の中が
成功者とほとんど同じなのにも関わらず、
成功できないのは、
行動が成功者と違うからだと
気がついたのです。


著者はこう言います。

「成功しない人は10個思いついても
 全く行動しないか、
 多くても1個しか実行しない。

 成功してる人は10個思いついたら
 10個実行している」


ですが、
社長は忙しいのに
なんでそんなに行動できるのでしょう?

著者も同じこと思い成功している社長に
「なぜすぐに行動できるのか」
と聞いてみたそうです。

すると社長は、
「ピッと思いついたらパッとやるんだよ」
と言ったそうです。


やるべきことが思いついたらその場ですぐにやるか
どうしてもすぐにできない場合は、
いつやるかを今すぐにスケジュールに入れて
決めていたのです。

著者はこのピッと思いついたらパッとやる
略して「ピッパッの法則」を実践し、
人生は変わっていったのです。

 

 

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緊急度より重要度を優先して仕事をする


ここからは、
短時間で成果を上げる具体的な方法
について説明していきます。


それは、


緊急度より重要度を優先して仕事をすること


です。


仕事で、
仕事の優先順位を
その都度考えていると、

今の仕事が終わるたびに
次に何に手をつけるべきか
悩む時間が生まれてしいます。

それでは、
短時間で大きな成果を出すことは
不可能です。


成果が上がる人は優先順位が明確で
「緊急度」より「重要度」を優先して
仕事をすると決めています。


例えば、
重要な書類を作っている時に
忘年会の話で同僚に声をかけられたとします。

この時、
重要度の低い同僚の話は断って
重要度の高い書類作成の仕事をまず終わらせる
という感じです。


もし自分にとって重要な仕事が何か、
いまいち分からないのなら
一度全てのタスクを紙に書き出して
重要度が高い順番に並べてみるといいでしょう。

 

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アラートを駆使してスケジュールを組む


ここでは引き続き
短時間で成果を上げる具体的な方法
について説明していきます。


それは、


「覚えることを諦めて
 アラートを駆使してスケジュールを組む」


ことです。


例えば
10時から書類仕事、13時から会議、
17時から会社に戻って書類作成、
18時から歯医者、みたいスケジュールだとします。

これを、
いちいち覚えたり、
メモ帳に書いて何度も見返していると
それだけで脳の容量をとられてしまいます。

そのため、
13時の5分前に
「5分後に会議」
というメモが、
アラート音とともに
表示されるようにしておくのです。

実際に著者は、
全案件をスマホでアラート化させているそうです。

 

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チェックシートをフル活用しよう


ここではさらに
短時間で成果を上げる具体的な方法
について説明していきます。


それは、


「チェックシートを活用する」


ことです。


チェックシートを活用すれば、
いちいち必要なことを思い出す手間を
減らすことができます。

営業先に行くときも
何を大切にするのかを
チェックリストに書いておくといいでしょう。


例えば、
「身だしなみを整えること、
 10分前には待ち合わせ場所に着くこと、
 会った時は笑顔にすること、
 はっきりと声を出すこと、
 相手の話を聞くこと
 しっかりと伝えるべきことを伝えること」
などを書いたチェックシートを見れば、
取引先の人に会うたびに
何をするべきか迷わずに済みます。


これは、
仕事だけでなくプライベートにも使えます。

例えば、
「朝起きて歯を磨く、
 プロテインを飲む、シャワーを浴びる服を着替える
 30分ゆったりする、出社する。」
などです。


このように、
何をするべきかを忘れていても
合理的に行動できる仕組みを作ることが
大切なのです。

 

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本気で10回挑戦すれば必ず1回は成功する


ここでは、
結果を出すための考え方
について説明していきます。


それは、


「10回に1回は成功すると考えて行動すること」


です。


実際に著者は、
「10回本気でチャレンジして
 成功していない人を見たことがない」
と言います。

どのような人でも、
本気で10回やれば、
1回は成功するのです。


つまり成功している人は、
シンプルに
「人よりも実行している回数が多かった」
というだけなのです。


実際にユニクロの社長である柳井正さんは、
「一勝九敗」という本の中で
「今まで僕はずっと失敗してきた
 勝ち負けでいえば一勝九敗ぐらいだ」
と語っています。

 

 


ですが、
「失敗してもいいや」
と思って失敗しているのでは、
意味がありません。

「本気で」挑戦と書かれています。

本気とは、
頭を使ったり
マーケティングを駆使して70%くらいの確率で
成功すると確信して行動することです。

 

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めんどくさいことの中にチャンスがある


ここでは引き続き
結果を出すための考え方
について説明していきます。


それは、


面倒くさいことの中にチャンスがある


ということです。


そもそもビジネスを作る時に
考えておかなければならない事は2つあります。
それは、
「他人にはできないこと」「めんどくさいこと」
の2つです。


「他人にはできないこと」は、
シンプルに
他の人には真似できない
商品やサービスを提供することです。

この世界で自分しか
商品を供給できないわけですから儲かります。

ですが、
それ相応の才能も必要です。
できる人は限られています。


そこで大事なのは、
「めんどくさいこと」
なのです。

面倒くさければ面倒くさいほど
他の人はやりたがりません。

やりたがらないため誰も入ってきません。
だから儲かる。ということです。


著者によると、
これは何事にも言えると言います。

例えば、
目の前に落ちているゴミを見た瞬間
めんどくさいと思うと同時に
「ゴミを拾ってゴミ箱に入れる」
と言う癖をつけるとします。。

このようなことは、
「めんどくさいこと」
なので、だからこそ
それができる人材は重宝されます。


めんどくさいことは、
最初の1回が重要
ここを乗り越えられれば、
「2回3回」と面倒くさいことを
ポンポンやっていけるようになります。

なのでこの本には、
「めんどくさい、チャンスだ!やろう」
と口癖にして行動すると良いと書かれています。

 

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一流の人とだけ付き合う


ここでは、
成果を最大化させるための振る舞い方
について説明していきます。


それは、


「一流の人とだけ付き合うこと」


です。


アメリカの企業家であるジムローンさんは、

「自分の収入は
 自分の身の回りの5人の平均になる」

と言っています。


なぜこうなるのかと言うと
「癖がうつるから」
です。

自分の周りに
「夢を叶えるのに努力するのは当然」
とよく口にして行動している人がいると
自分も行動量が多くなります。

逆に、
「努力なんて無駄」
という人がいると
自分も行動しなくなります。

なので、
「自分の人生を変えたい」「こうなりたい」
と強く思うのであれば、
それを実現している人や
実現しようとしている人とだけ
友達になるべきなのです。

逆に、
成功するのに邪魔になる人とは
距離をとったほうがいいでしょう。

 

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いつも礼儀正しくしておく


ここでは引き続き
成果を最大化させるための振る舞い方
について説明していきます。


それは、


「いつも礼儀正しくしておくこと」


です。


当たり前ですが、
誰だって礼儀正しくて親切な人に
好感を抱くものです。

どれだけ技術があっても無礼な人であったら、
もう一度仕事を貰えません。


礼儀正しさは成功者の特徴です。


実際に著者は、
過去に30階のタワマンに住んでいたそうですが、
入居者には面白い特徴があることに気がついたのです。

タワマンは、
高層階へ行くほど家賃が高くなります。
つまり高層階へ行くほどお金持ちが住んでいます。

筆者は
高層階に住む人達はみんな
自分から率先して挨拶をしている人が多いのに対して
低層階の人たちは、
挨拶を無視したり黙ったままの人が多かったそうです。


普段から挨拶をして礼儀正しく生活している人は、
周りから好感を持たれて仕事もうまくいきやすく、
結果的にお金持ちにもなりやすいのです。

 

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言い訳をせずにいつも自責になる


ここでは、
成功者に共通するマインド
について説明していきます。


それは、


「言い訳をせずにいつも自責になること」


です。

自責とは、
「すべてのことは自分の責任だ」
と考えることです。


なぜ成功者は自責なのかと言うと、
自分の責任にすれば成長できるからです。


例えば、
「モテないのは親や相手のせいだ」
「経営がうまくいかないのは従業員のせいだ」
と考えると
確かにその瞬間は楽ですが、
自分は成長しません。

ですが、
「すべてのことは自分の責任だ」
と考えると、
その瞬間は精神的にきついかもしれませんが、
自分を変えるきっかけになります。


ですが、
本当に自分の責任ではないこともあります。

ですが、
そうだったとしても自分の責任にするのが、
成功者のマインドです。


ちなみに、
パナソニックを築き上げた松下幸之助さんは
雨が降っても「自分のせい」と言っています。


成功したければ、
何があっても自分のせいにしておくのです。

 

 

まとめ


・考え方で差がつく

・ピッと思いついたらパッとすぐにやる

・緊急度より重要度を優先して仕事をする

・覚えることを諦めて、
 アラートを駆使してスケジュールを組む

・チェックシートをフル活用する

・本気で10回挑戦すれば必ず1回は成功する

・めんどくさいことの中にチャンスがある

・一流の人とだけ付き合う

・いつも礼儀正しくしておく

・言い訳をせずにいつも自責になる。