【要約】「リセットの習慣」から学ぶ、自分自身の状態をうまく整える方法

今回は日本体育協会の公認スポーツドクターである
小林弘幸さんの書かれた

「リセットの習慣」

を解説していきます
この本は一言で言うと
生活における悪い流れをリセットする方法を教えてくれます。
人の体というのは「流れに乗る」のは得意ですが、
「流れを変える」のは苦手です。
いい流れに乗れればいいのですが、
悪い流れに乗ってしまうと問題です。
例えば、ストレスなどで心身の調子が1度くるってしまうと
そのままズルズルと体調の悪さが
続いてしまうことはありませんか?

人間の性質上この流れを変えるのは難しいです。
だから悪い流れを一度リセットして
新しい流れをスタートさせることが必要になります。

この本では
普段の生活におけるリセット術を紹介してくれています。
この記事を読めば、
悪い流れをリセットする方法を知り、
自分自身の状態をうまく整えることができるようになるでしょう。

 

 

 

週1でリセットデーを作る



1週間のうち1日をリセットデーに設定し
そこでいったん自分をリセットしましょう。

そんなに大げさなものではありません‼
自分がリフレッシュできることをすればいいのです。
例えば少しだけ特別なランチを食べるとか、
仕事を早く切り上げてお気に入りのカフェでお茶を飲むとか、
そんな感じです。

このように、週に1回リセットデーを作ることによって
自分のコンディションを一旦整えるわけです。

月曜から金曜まで働いている一般会社員スタイルなら
木曜日がお勧めだとこの本では書かれています。

月曜から金曜まで働いていると
水曜日までは何とか頑張れますが、
木曜日になってくるとだんだん疲れが溜まってきませんか?

実は自律神経の調査でも
「木曜日が一番数値が悪くなる」
という結果が出ています。

木曜日になると、
肉体的にも精神的にもコンディションが落ちてきます。
だからこそここで一発リセットデーをぶちかまし
コンディションを回復させるのがベストなわけです。
このように週に一回リセットデーを設けることで
生活にリズム感ができ、心身のコンディションを整え
やすくなります。

 

先延ばしを止める



コロナ禍を経験した
私たちが知らず知らずのうちに
身につけてしまったものの一つが

「先延ばしマインド」です。

「ここに行きたい」「これがしたい」
と思いついても
「コロナが収束したら...」
と結局行動せずに終わってしまった。
ということが、ありませんでしたか?

コロナがきっかけで今、動くことをせず
先延ばしにすることが
習慣になってしまった人も多いでしょう。

ですが、人は
動かなければ動かないほど
どんどん身動きが取れなくなります。
だからこそ、
コロナを言い訳にする先延ばしマインドを止めて
とりあえず行動してみるを目標にして、
みるといいでしょう。

ここでのポイントは、何でもいいから
「とにかく行動する」
好きな映画を見に行く。
気になってるお店に行ってみる。
とりあえず近所に散歩に出かける。
とかでもいいです。

まずは、
小さくていいから行動を起こしてみることが大事です。
動き出すと、どんどん動けるようになっていきます

 

動きを意識的にゆっくりにする



人間の動きは、イライラしているときほど
速く、雑になっていきがちです。

バタンと大きな音を立てて扉を閉めたり、
階段を上ったりするのもドスドスドスと雑になります。

これは紛れもなく
自律神経が乱れまくっている状態です。
人間の体には、
「手」「足」「口」のように自分で動かせる部分と
「臓器」「血管」のように自分では動かせない部分があります。
自分では動かせない部分の働きを司っているのが
自律神経です。
普段生きている以上、自律神経が乱れることは
誰にでも起こりうることです。

問題は、
こうして動きが必要以上にせわしなくなったり
乱暴になったりすることで
さらに自律神経のバランスを崩し、
コンディションを悪化させている。という点です。

イライラしたり、忙しい時ほど
全ての動きをすることを意識してみてください。
極端なくらいゆっくり丁寧でいいです。
例えばトイレに行って手を洗う時
普段は無意識にやっている行為を
一つ一つの行動を丁寧にすることを意識して
ゆっくり時間をかけて丁寧に石鹸で手を洗い、
十分に水気を落としてハンカチで手を拭く、
そのハンカチも丁寧にたたみなおしてポケットに入れる、

こうやって、一つ一つの動作を
ゆっくりにすることを意識すれば
確実に自律神経は整っていきます。

だからこそ、
「少し気分がせかせかしているな」と思った時は、
一つ一つの動作を丁寧にしてみたり
歩く速度を緩めてみるといいでしょう。

 

やることとやらないことを決める


大事なプレゼンや会議、スポーツの大会など
誰しも緊張する場面というのはあります。
そういったここぞという場面では
緊張から調子を崩しやすくなります。

人前で話すのがすごく苦手で
始まる前は毎回お腹痛くなったり、
緊張のせいでしゃべっている途中で
自分で何言っているのか
だんだんわからなくなってきちゃたり...
あれは、よくある方法だと深呼吸をするとか
ゆっくり歩くなどの方法も有効です。

ここではもう一つ
「迷いをなくす」という方法について紹介します。

「どうしよう」「失敗しちゃうかも」
なんて考えていると
心拍数はどんどん上がり、パフォーマンスが下がるのは当然です。
このように、あれこれ迷うことを避けるために
緊張する場面ほど
「これをやる」「これはやらない」
と決めておくことが肝心です。
しっかり決めておけば迷うことはありません。
すると頭がクリアになって
本番になっても落ち着いていられるし、
集中力も高まってきます。

まずはその迷いをなくすところから始めましょう。

 

嫌なことほど早く結論を出す



「嫌な事」というのは、どうしても起こるものです。
そして、「嫌な事」を
放置している状態は、実は自律神経にとって
非常に良くないのです。
気になっている時点で自律神経はすでに乱れています。
そんな時、血流は悪くなり、
体のコンディション悪化し
感情的にもかなり揺さぶられやすい状態になっています。

そこで大事なのが、
まずは、その問題としっかり向き合って
「とりあえずでもいいから結論を出すこと」
です。
この時の結論とは、
問題を根本的に解決するものでなくて大丈夫です。
問題に対する自分の方針を決めるって感じです。
「上司の機嫌を伺うのはもうやめる」
「恋人とは週に1回を話し合う機会を作る」
など、こんな感じです。

一旦自分なりの結論を出してしまうことで
この、モヤモヤとした状態を断ち切ることができる訳です。
「自分なりに結論は出た」
と思えばそこである程度すっきりします。

 

余裕をもってスケジュールを組む



何時間が空いていると
そこに色々と予定を詰め込みがちですが、
確かに仕事をこなすというのは大事なことですが、
「コンディション良く仕事をするために
 どんな時間管理をすればいいか」
という視点を忘れてはいけません。

筆者は、高いパフォーマンスを保って仕事をするために
「1日に三つの予定を入れない」
ということを時間管理の基本にしているそうです。
1日に入れる予定は最大2つまでにして
ある程度余裕のあるスケジュールにする。というわけです。

スケジュールをいっぱいいっぱいまで入れてしまうと
余裕がなくなって、気持ちもせかせかしてきます。
結果としてパフォーマンスが下がってしまうことになり
万全な状態で仕事ができなくなるだけでなく
明日の準備が終わらなくなったり、
1日の中でリフレッシュをする時間が
取れなくなってしまいます。

多くの人は「ちょっと無理をすればできるかな」
くらいのスケジュール感で予定を入れてしまっています。
もちろん、少し無理をしなきゃいけない
場面というのは存在します。
ですが、無理が積み重なってしまうと
コンディションよく仕事をするということができなくなり
調子を崩してしまうことになります。

自分は
「どれくらいの仕事量であれば、
  コンディション良く働けるか」
ということを理解し、それを基準にして
スケジュールを組み立てるようにするといいでしょう。

 

楽しみな予定を入れる



あなたの日常はマンネリ化していませんか?
ただ漫然と日々を過ごしていると
心身ともに疲れて活力もなくなってきます。

そこでオススメなのが、
「ウキウキする予定」
を入れることです。
実は気分と自律神経というのは、密接に関係しています。

ウキウキする予定が入っていると
当日はもちろん、
当日を迎えるまでの毎日の希望も変わってきます。
自律神経も整い勝手に心身のコンディションも
良くなってきます。

大事なのはこういう予定を定期的に入れておくことです。
漫然と日々を過ごしていると
どうしても心身ともに悪い流れから
抜け出せなくなってしまいます。
ウキウキする予定があればそれをリセットすることができます。

 

嫌な仕事ほどタイミングを決める



仕事をしている以上、
嫌な仕事や憂鬱のタスクは出てくるものです。
そしてそういう仕事はすぐ先延ばしにしがちです。
先延ばしにするというのは、
自律神経の観点から言うと非常に良くないことです。
「ただでさえやりたくない仕事」なのに
「さらにやらなきゃいけない」
という二重ストレスになってしまいます。

そんな時は
「この仕事は〇〇のタイミングでやる」
と決めるといいでしょう。
例えば、
「この仕事は水曜の朝行って取り組む」
と決めてしまのです。

こうやって一度決めてしまえば、
「やらなきゃいけないのにやていない」
という呪縛から解放され
一旦、水曜の朝イチになるまでは、
そのことを考えなくてすにます。

取り掛かりのタイミングを決めることには
もう一つのメリットがあります。
実は人間は「いつかやらなきゃと思っている」
となかなか手が付けられない生き物ですが、
「ここでやる」
と決めてしまうと案外すんなり覚悟が決まるものなのです。

つまり「タイミングを決める」という行為は
悩み続ける状態を断つためにも
仕事にとりかかりやすくなるためにも
有効な手段なのです。

 

まとめ


・週1でリセットデーを作る

・先延ばしをやめる

・動きを意識的にゆっくりにする

・やることとやらないことを決める

・余裕を持ってスケジュールを組む

・楽しみな予定を入れる

・嫌な仕事ほどタイミングを決める

 

悩み続けていたり、気になる状態が続いてしまうと
それだけで自律神経は、乱れてくるものなのです。

そこで大事になってくるのは、
そういった悪い流れを一旦リセットするかとです。
一旦断ち切って新しい流れを作ることができれば、
コンディション良く
日々を過ごすことができるようになるでしょう。

そのためにも、
今回伝えたリセット術を使って
快適な毎日を送ってみてください。

 

 

 

 

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